2011年8月28日日曜日

Max Keizer interviews Alex Jones about Ron Paul

来年の米大統領選に立候補しているRon Paul氏についてAlternative Mediaの代表格、Max Keizer氏、Alex Jones氏が意見を交換しています。

以前の記事でも書きましたが、ロン・ポールさんはテキサス州選出の連邦下院議員(76歳、共和党。当選10回、議員歴30年以上)で、来年の大統領選挙に共和党の代表として推薦受けるため立候補しています。


もう30年以上もずっと変わらず以下のような意見を持っています。ちなみにすべての戦争、増税についていままでも反対票を入れてきました。

1.正直なお金のシステムの復活(Gold/Silver)
---1971年の金本位制度をやめたことにより、世界の基軸通貨ドルを無限に印刷できるようになったので財政規律がなくなり、1000兆円を超える累積債務、デリバティブを含めたドル通貨が膨大に流通している。(どのくらいあるか実際にはわからなくなった。)

膨大に増えたドル通貨を使って、金融モンスターが、連邦中央銀行、中央官僚、政治家、メディアを動かすようになってしまった。また、ドルの価値が下がることによりインフレが加速的に進む原因となっている。

2.軍の海外からの撤退、国際連合からの脱退、NATOの解消
--->外国に進出して、戦争に加担することで戦費の膨大な支出、軍需産業の肥大化しているだけ。また戦争しては敵を作るだけだから。アメリカは外国諸国の内政に干渉すべきではない。

3.ほとんどの中央政府組織の解体、廃止等による支出削減、規制の撤廃
--->中央政府組織が作る規制、組織防衛ばかりで、アメリカには製造業がほとんどなくなってしまった。基本的は行政は州単位で行うべきで、収入の範囲で支出をまかなうべき。

というような一見とても実際にはできそうにないことを主張しているため、メインストリームのメディアには今回も含めあまり取り上げてもらえません。

しかしながら、今回はインターネット、インターネット上のメディアからは結局主張が的を得ているため支持率がトップにかなり近づいてきているらしいです。金融機関、官僚、既存のメディア帝国からみるとそれはそれは恐ろしい状況なのです。

目の前のドル暴落を含めた金融システム崩壊はもうさけられないけれども、アメリカの将来をかけて戦いが繰り広げられています。

残念なのは、日本の民主党の代表候補の主張とか調べましたけど、特に通貨システムとその財政、経済に与えるインパクトを理解してる人はいないね。日本も基本的には同じ問題を抱えています。

日本の場合防衛については米国とは逆に自分でしなければならないけどね。でも財政赤字は米国より悪い。あと都道府県では行政単位としては小さいので、道州制に移行するといいと思う。

日本もロン・ポールさんが掲げるのと基本的には同じ方向でなければ日本も復活しないでしょう。

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