2011年12月27日火曜日

Silver Volatility - Exposed - Office Series 14

BrotherJohnFさんのオフィスシリーズで先物市場と現物市場の価格のかい離を説明しています。

ここしばらく商品先物取引市場での銀価格は下がり傾向なのですが、取引所でのペーパー取引額は実際の世界での銀生産額の200倍以上あります。(商品市場最大)

穀物の場合、確かに天候、事故、政治などによって相場の価格が変わるわけですが、銀の生産、精製は穀物等にくらべて影響はすくないはずです。

なのにどうしてこう銀の価格ははげしく上下するのでしょうか?唯一考えられる理由は、何者かが(米政府、金融モンスター)生産額の200倍以上の紙取引がおこなわれる商品市場を使って価格操作をしている以外に理由がみあたらないのです。

日本でも現物市場では、すでに価格のかい離がはじまっており、1オンスのイーグル銀貨(30g)は楽天では6000円以上になってきており、半年前は4000円くらいだったのですでに50%くらい価格が上がってきています。

というわけでBuy physical silver!!

2011年12月26日月曜日

'Euro - the EU's suitcase without a handle'

EUの議員(英国南東地区代表, Member of Parliament)のDaniel Hannanさんのインタビューです。

ようするに経済の格差がある国々がひとつの財務統合なく通貨だけを統合するのが無理なわけで、また貿易障壁を少なくすることが目的なのに結果的に、規制と官僚システムが大きくなりすぎてしまっていると言うことです。

なんか。。。どこかの国もおんなじですね。Hannnanさんの話し方がわかりやすいのでぜひ見てください。

2011年12月24日土曜日

Happy Christmas!!

今日はクリスマスイブなわけですが、ご存じのとおりイエス・キリストの誕生日が25日なわけです。生きていたら明日で2012才になるのかな?

キリストが生きていた時代にはすでに金貨、銀貨はおかねとして流通していました。したの銀貨はローマ帝国で使われていたデナリウス銀貨です。当時、一つ一つ手作りでつくられていたものですが今日でもたくさん残っています。

キリストには12人の弟子がいたわけですが、その一人ユダに銀貨30枚で裏切られ、それでつかまって十字架にはりつけられたのです。

聖書には銀貨30枚とあるのですが、種類がどれとは記載がないため正確にはわかりませんが、おそらくこのデナリウスに近い銀貨だと思われます。一枚の重さは約3グラム。一日の給料分に相当したそうです。また、30枚が奴隷一人の値段だったそうです。

約2000年後の現在、一オンス(30g)=30ドル、一グラム=70円???

なにかがおかしい。世界と日本のみんなにとってよいクリスマスでありますように。


2011年12月23日金曜日

Driver's miracle escape on snowy Russian road caught on camera

ますます寒くなってきましたが、雪道の運転にはみなさんくれぐれもお気をつけて。

Buy physical silver!!

妹の2人目の子供が生まれたので、お年玉の準備中です。

先日この1000円銀貨を一人20枚づつ=40枚入手しました。20グラムで92,5%の銀が入っています。

発売は1964年東京オリンピックがあった年の記念貨幣でもう40年以上たつ古いものですが、れっきとした日本政府の認める現役の貨幣でもあります。

これを姉妹それぞれ毎年1枚づつお年玉としてあげる予定なんですが、本人が自由に使っていいのは本人たちが20歳になったときに制限します。

間違いないことは、子供たちには20年後がかならずおとずれる。

だけど1000兆円の借金をかかえた日本政府が51%の株式を保有する日本銀行が発行する日本銀行券の購買力が保たれるとはとうてい思えない。

その時、このシルバー1000円は姉妹を守ってくれるだろう。

Hyper Report (Dec 22nd)

HyperReportさんがまとめたアメリカ経済アップデートです。

その中では7ー9月期の銀行差し押さえ住宅件数が4-6月期から21%も増えてるとかアメリカの借金が15,18Trillion Dollar (約1184兆円)突破してアメリカの経済全体GDPの100%超したりとか、もうむちゃくちゃな事態になってきました。

まぁ、日本の借金も約1000兆円でGDP比では212%なんでうちらのほうがもう完全にコンントロール不能ですがね。

参考までに財務省のリンク:

2011年12月22日木曜日

Bank run by Banks!?

ヨーロッパ中央銀行(ECB)が金利1%、3年間の融資で無制限にお金貸します、と大盤ぶるまいしました。

結局、ヨーロッパの銀行523行が殺到。ECBは890億ユーロ(約50兆円)の融資をすることになりました。

金利1%で3年間無制限で貸してくれるんだからそりゃ殺到するよね。


2011年12月21日水曜日

Rice Backed Currency:- Omusubi

愛知県豊田市の地域通貨おむすび通貨はおむすび一個分の地域でとれた玄米を担保にした通貨です。

http://www.f-money.com/q-a/

Websiteを見る限りではなかなかがんばってるようですが、おむすび一個分が何グラムに相当するかがいまいちよくわからないです。

あと説明の中に:-

「・・・金や銀は富の”象徴”ではありますが、金や銀によって空腹を満たすことも子供を育てることもできません。つまり、金銀財宝で担保されたお金は生命世界とは切り離された虚構的な世界に価値を見いだしているのに対し、おむすび通貨は生命世界とつながった実体世界に価値を見いだしているといえます。」

たしかに金・銀そのものを食べることはできませんが、それは通貨(お金)だからです。時の政権の意向により無限に印刷ができる紙幣とくらべ独立した、金・銀は正直なお金なのです。

だからこそ人類が約5000年前に金、銀を発見してからだれもが安心してものの売買に使ってきたわけです。別に「虚構的な世界に価値を見出している」わけではないですね。

2011年12月20日火曜日

SILVER MINING / Making Doré Bars - Discovery Channel

カナダに本社がありメキシコに銀鉱山をもってるFirst Majestic Silver Corpの銀採掘、精製のようすです。

このナレーションでは80%が産業用に使われているということですが(残りが宝飾品、投資用他)、その理由はいつも書いてますが:-

1、地球上の金属で最も電気抵抗率が低い。
2、地球上の金属で最も光反射率が高い。
3、地球上の金属で最も熱伝導率が高い。

からです。そんな希少な金属なんですが、掘り出して精製するのはこんなにエネルギーもかかるしたいへんなんです。それが一オンス=30ドル、一グラム=72円だのということはどう考えてもおかしいでしょう。

このばからしいほどの現在の銀の値段と崩壊しつつある現在の金融システムが直接的に関係しています。それを世界の人々が知る日は近づいている。

THE SHOCKING TRUTH OF THE PENDING EU COLLAPSE!

新しくユーロ圏の恒久的な金融安全網として創設される「欧州安定メカニズム(ESM)」に関しての説明です。

これ恐ろしい条件が満載です。

しかしEFSF、ECB、IMFやらややこしすぎです。はやくGoldStandardに戻ればすごく話が簡単なのに。

BAC Breaks 4 Handle, Drags Entire Market Down

ついにBank of America (BAC)の株価が5ドルを切りました。以前にも書きましたが、BACは預金額では米国で最大の銀行です。

あと5ドルを切ると、空売りができなくなったり、機関投資家などは見切り売りをいれはじめたりとかするらしいです。


ちなみに日本の大手ではみずほファイナンシャルグループが一番危ないですが、ここも100円切るのは時間の問題です。


2011年12月19日月曜日

Prepare for the worst, Hope for the best

世界のシルバー仲間にこんな準備もはじめています。

http://www.tfmetalsreport.com/blog/3165/guest-post-my-personal-preps

You Like Ron Paul, Except on Foreign Policy?

来年のアメリカ大統領選に立候補しているRon Paulさんについてはいつも書いていますが、外交政策、軍事政策についてのクリップです。

彼は外国に駐屯しているすべてのアメリカ軍を撤退させると言っているわけです。その理由は、ようするに外国で駐屯してアメリカを守るというよりむしろ敵をつくるだけだから。また、軍事費用はアメリカ一カ国でダントツ一位。世界全体の43%をつかっているからです。


下のクリップでは、Ron Paulさんが受け取った現役の軍人からの寄付額は立候補議員全員合わせた額より多いのです。(全体の70%)

つまり現役の軍人もアメリカ国民のために戦うのは誇りとしてるわけですが、イラク、アフガニスタンなど世界中のアメリカ国外に駐屯して戦っていることが、ほんとにアメリカ国民のためになっているのか疑問を持ってるわけです。

アメリカ国民のために命をかけて戦ってくれている軍人のために、こんどはアメリカ国民がRon Paulさんを大統領として政府に送り込むことで戦いましょうと呼びかけているわけです。

アメリカがこれ以上狂暴な国になったら世界中に影響があるわけで、なんとしてもRon Paulさんを送りこまなければなりません。(僕は選挙権ないけどね。)

一方、アメリカ軍は日本から撤退するわけで、日本は日本人の手で守らなければならない。われわれはその覚悟と準備をしなければならない。




Endgame is approaching??


今朝の市場開始からCOMX のSilverじりじりと下げ始め、今一オンス29.00まで来ました。

東京市場ではドルが上がってるためさほどの下落はないですが、今一グラム71,4円あたりです。

先日のBrotherJohnFさんの分析によると、この下の抵抗線は22ドルくらいなので、これからさらに20%くらい下がるかも知れないです。

ただし、今回そうなるといよいよ現物が無くなりはじめるでしょう。また、もう何がトリガーになるかはわからないけれども恐ろしい状況になる気がする。

このボラティリティのせいで、KingworldNewsも週2回くらいのアップデートから今週から毎日アップデートすると言ってます。

2011年12月16日金曜日

Buy physical silver!!

ご存じTiffany & Co.は1837年ニューヨークで創業した宝飾品、銀製品のブランドです。

Tiffanyの銀製品は925で刻印が入っているので安心だし、値段がヨーロッパのトップブランドより安いし、ビンテージものよりもデザインがモダンなので好きなブランドです。(ついでに株式も少し持ってる。)

小型のはかりを買って試しはかってみました。もちろん新品だと高すぎるので中古ですよ。

というわけでクリスマス前だけどBuy physical silver!!

Eric Sprott, Chairman of Sprott Inc. is Interviewed by James West

カナダのファンドマネージャーEric Sprottさんのインタビューです。

基本的には下の記事と同じように、銀先物ペーパー市場で超異常に取引額が大きいことを言ってます。(画像クリックしたらジャンプする。)


Silver Update 12/14/11 Takedown

銀の先物市場での価格は、COMEXで1オンス=28ドル後半、東京市場で1グラム=71円あたりに急落してますが、BrotherJohnFさんの分析です。

銀の市場は実際に生産される量に比べると超異常的に先物市場での取引が多く、一日に取引される額が、年間生産額の5倍以上もあるのです!!

ちなみにAppleの株式がどのくらい取引されてるかと比較していますが、だいたい一日に取引される株式は発行済み株式の50分の一に過ぎません。

トレンド的には今回銀の先物市場の価格はまだもう少し下がる可能性が大きいですが、すでに市場に出回っているシルバーコインなどの現物はどんどんなくなってきています。

ユーロの崩壊と重なるとは思いますが、銀の現物が市場から消えるとき、世界に衝撃をあたえることになるでしょう。その日は近づいている。

Kyle Bass On Rehypothecation And Other Keynesian Endgame Scenarios

ヘッジファンドHayman Capital ManagementのKyle Bassのインタビューです。

結局のところユーロ圏は崩壊に向かっていて、現実的にはギリシャ、ポルトガル等PIIGSは銀行預金がどんどんドイツ、スイス等に逃げています。

昨日ギリシャの中央銀行が発表したところによると、10月の一か月で4,5%の預金がおろされてるらしいです。

http://www.zerohedge.com/news/kyle-bass-rehypothecation-and-other-keynesian-endgame-scenarios

2011年12月13日火曜日

Taiwan and the Silver Situation

SGT Reportに寄稿したアメリカ人の記事です。

彼はベトナムに英語の先生として滞在、そのあと先月11月に台湾に移動しました。

2008年あたりから現在の金融システムに疑念をもち、ベトナム在住のときからGold/Silverを少しづつ貯蓄、先月台湾についてから仕事を探しつつGold/Silverを買い足ししようと思って銀行に行ってみると、やっぱりGoldに比べSilverは入手しずらいようです。

http://sgtreport.com/2011/12/guest-post-taiwan-and-the-silver-situation/#more-27212

MF Global Explained

Hera Reserch LLCがアニメ動画ソフトxtranormalを使って作成、解説したMF Globalの件についてです。



Uemployment and Social Protection Program

近所のバーの仲間たちにも失業中だとかいう話が増えてきたので、あらためて最新の日本の失業率と生活保護のデータと推移を調べてみました。

失業率は4,5%。生活保護受給者世帯数は149万世帯と過去最高です。

日本の失業率は主要国と比べると一見まだ低く見えますが、実体はどうななのかな?近所のお友達でも数人でてきたのでもっと数字は高い気がする。

生活保護のグラフを見ると悪くなる一方。日本の総世帯数は約5000万世帯なので、%で言うと2,8%か。。。(149万/5000万)

チャートはこちらからお借りしました。

失業者数
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3080.html
生活保護
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2950.html

2011年12月12日月曜日

Is A Physical Silver Shortage Spike Imminent?

銀のファンダメンタルズに関する説明です。

銀は、富を保存する(Store of Value)としての価値以外に、その特徴から産業用にも広く使われています。

1、地球上の金属の中で最も光反射率が高い。
2、地球上の金属の中で最も熱伝導率が良い。
3、地球上の金属の中で最も電気抵抗率が低い。

というわけで、買える家にBuy Physical Silver!!


2011年12月10日土曜日

Jon Corzine - MF Global Testimony 12/08/11

おととい12月8日に行われた公聴会の様子です。約2時間で長いです。


2011年12月9日金曜日

Japan Government Bond (1940-1941)

昭和15年ー16年にかけて発行されていた国債のポスターです。

画像はこちらからお借りしました。
http://dr-ar-navi.jp/asm_blog/2011/01/sp.html

Capital Account: William K. Black on MF Global and Jon Corzine Culpability (12/08/11)

Lauren LysterのCapital Accountです。

10月31日に破産申請したMF Globalに関して、別勘定で管理されているはずのお客さんの資金とポジションがUS$1.2Billion(約920億円分)がなくなっています。(ちなみに米国史上8番目に大きい倒産。)

11月4日にChairman & CEOのJon Corzineは自主的に辞職したのですが、なくなったお客さんの資金がどこにいったのかは現在捜査中です。

おとといの12月8日に米国国会に参考人としてJon Corzine氏が呼ばれたわけですが、一言でいうと「細かい資金の動きにはかかわってないんで、知らんよ。」ということです。まぁ、予想どうりの証言だけどね。


Buy physical silver!!

カナダ造幣局のクーガー銀貨です。

デザインなかなかかっこいいですね。日本でもゴールド市場さんで買えるのでぼくもいくつか買ってみようと思います。



2011年12月7日水曜日

Anxious Greeks Emptying Their Bank Accounts

ドイツのメディアSpiegel Online版によると、ギリシャの人たちが銀行に預けている預金をおろすペースが速くなってきてついに10月は最高額8.5Billinon Euro(約総預金額の3%)を記録したそうです。

この傾向は以前からあったわけですが、人々がどんどん不安になっているわけです。2010年から比較するとすでに30%の預金が銀行から下ろされているそうです。

おろしても紙屑ユーロ紙幣を持っててもだめだよ。換えられるうちに、はやく本物のお金GOLD/SILVERにしておかなければ。



Gold and Silver for Earthquake Bond

財務省が来年3月からから新たな個人向け国債として「復興応援国債」を発行すると発表しました。

中身は現在の変動10年の個人向け国債から少し変更してるんですが、買ったあと3年後に、残高100万円枚に銀貨1枚(1オンス)、1000万円以上毎に金貨1枚(ハーフオンス)がもらえるということです。

そのかわり、現行の変動10年の国債より金利が安く、当初3年間が0.05%に固定されるというわけです。

調べてみると、現在の変動10年の金利が0.232%(税後)だから1000万円預けると、一年で23200円。。。それが、復興応援債だと0.05%だと5000円かぁ。その差額は18200円なり。

まぁ、いずれにしても一生懸命働いて、貯金を1000万円を貯めることはそう簡単ではないわけですが、それを預かって利息が23200円だの、5000円だの馬鹿にするのも限度がある。

あと金貨、銀貨がもらえるのはいいんだけど、3年後でしょう?これがまたわかりにくい。

それだったら、1964年の東京オリンピック記念で発行した100円、1000円銀貨発行の利益(=販売コストー製造+地銀コスト)でオリンピック開催費用の助けになったように、復興銀貨をたくさん鋳造してそれを国民たくさんに買ってもらいそれを復興資金に充てればいいのだ。

これなら広く国民に銀貨がいきわたるし、復興資金も国債残高増やさずに済む。おい安住財務大臣、財務省これ読んでるか?あとで電話する。

Earthquake Bond

2011年12月6日火曜日

Buy physical copper!?

銅(Copper)は、金(Gold), 銀(Silver)とともに古くから少額決済の通貨として使われてきました。

アメリカの1セント(Penny)は、一ドルの100分の1だから現在約0.78円。1982年までに鋳造されていているものは95%銅(Copper)です。一枚が2,5グラムだから、約2,4グラムの銅が入っているわけですね。

http://en.wikipedia.org/wiki/Penny_(United_States_coin)

例によってペーパーマネーがあふれているおかげで銅の値段も高騰、これを大量に集めてる人もいるようです。

video platformvideo managementvideo solutionsvideo player

2011年12月5日月曜日

See anti-Obama ads spiked by major networks – even Fox!

Swiss America Trading Corporationは、アリゾナ州フェニックスにある創業30年の貯蓄用金貨、銀貨販売ショップです。

そのショップが下のテレビCMを全米テレビネットワーク、NBC, MSNBC, CNBC, ABC, CBS, CNN/HLN とDiscovery Channelに申請したところ、すべてに断られてしまいました。

唯一Google TVがOKを出して衛星放送で12月5日から流されます。CMの内容は見てのとおりですが、アメリカはますます恐ろしい状況になってきました。




Poof, It is gone!!


South Park Bank 投稿者 stewie_g

2011年12月3日土曜日

Ann Barnhardt: The Entire Futures/Options Market Has Been Destroyed by the MF Global Collapse

Financialsense.comを運営するJim Paplavaさんが、商品取引ブローカー会社、Barnhardt Capital Managementを経営していたAnn Barnhardtさんにインタビューしています。

Ann Barnhardtさんの会社は牛肉用の牛、穀物先物取引取次業務が専門で、生産者がリスクをヘッジときに先物、オプションの注文を取り次ぐわけです。

10月31日に商品先物引き受け会社MF Globalが倒産して、お客さんのポジションと資金(証拠金)が本来別勘定であるはずなのに、なんとその後一週間以上も先物のポジションが動かせないまま、かつポジションが移管された会社には資金が移動されていなかったのです。

その額約3万口座、合計900億円がなくなっているのです。

書くと長くなるので詳しくはインタビューを聞いて欲しいのですが、その結果、Annさんの会社はMF Globalに注文を委託していなかったので、直接の被害はなかったのですが、取引所を運営するCME Groupとそのしくみが完全に機能不全で、お客さんの資金が安全でないため廃業することにしたのです。

もうアメリカ、ヨーロッパの金融市場は完全に崩壊しています。クリスマスまでには世界でとても恐ろしいことが起こると思う。

インタビューはココ。 (12月1日収録)

2011年12月2日金曜日

The Gold & Silver Paper Con, Hyperinflation & The Euro Collapse: a SGTreport Exclusive with ‘Ranting’ Andy

SGT ReportのSeanさんは、世界のSilver仲間の一人です。

http://sgtreport.com/

今回はMilies Franklinという米ミネソタ州にある創業30年の投資用貴金属ショップのMarketing Director, Andrew Hoffmanさんに電話インタビューをしています。

GM Channel Stuffing Surges To All Time Record

米General Motorsの11月の米国内の販売とディーラー在庫数の分析です。

とりあえず、GMの資料では11月の販売台数は180402台で、前年同月比で7%アップと一見好調に見えます。

http://www.gm.com/article.content_pages_news_us_en_2011_dec_gmsales.html

ところがzerohedge記事によると販売台数は例によって自動車ローンもやはりまだむちゃくちゃだということ。しくみはディーラーが誰でもいいからローン組ませて売る、それでメーカー、ローン会社から報奨金が払われるのでとりあえずOKという、どこぞの国の携帯販売とかと同じですね。

http://www.zerohedge.com/news/gm-channel-stuffing-surges-all-time-record

あとは、ディーラーが引き取った時点でメーカーの販売数としてカウントするとか。まぁ、現在も半官半民のGM=Government Motorsならなんでもできるだろうな。

というわけで、注目の数字は11月末時点のディーラー在庫数が過去最高623666台!! いやこれって、月間販売数の3倍以上じゃないか。なんで7%も前年度比増なのに在庫が過去最高になるの?

2011年12月1日木曜日

Marc Faber - Be Careful, The Chinese Economy May Crash

Mark Faberさんはスイス人の投資家、Publisherで拠点はタイのチェンマイです。

Kingworld NewsのMark Faberさんの中国経済に関するインタビューです。

バブルが崩壊しつつある中国で、急速な勢いで資金が中国を引き上げてるわけですが、金融当局が金融緩和(まぁようするにペーパーマネー印刷)するとさらに、資金が中国を離れることを加速するでしょうということです。


Peter Schiff Explains What Today's Global Fed-Funded Bailout Means For The Future

昨日、主要国の中央銀行、カナダ中央銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行(ECB), 米国連邦銀行(FRB)、スイス銀行が協調して主にドル資金を拡大供給すると発表しました。

むずかしいこと言ってますが、ようるすにヨーロッパを中心に銀行同士が怖くなって貸し借りするのがかなり難しくなってきてるわけです。それで中央銀行が困ってる銀行に貸してあげるよっていうことです。(でなければ、銀行が急につぶれるから。)

ていうか、どうして日銀(つまり日本国民の税金)が外国の銀行のためにさらに安い金利で貸してあげなきゃいけないのか?欧米の銀行が貸し借りに困るのは彼らの問題でしょう?返せそうにない相手に貸すからこうなるのだ。ゾンビ銀行(日本もそうですが)が生き残ってはいけない。

Peter Schiffさんの解説と日銀の資料を添付しました。

http://www.zerohedge.com/news/peter-schiff-explains-what-todays-global-fed-funded-bailout-means-future


BOJ113011

2011年11月30日水曜日

Chris Martenson's presentation at the Gold & Silver Meeting in Madrid

Chris Martensonさんは、もともとは科学者ですが、約10年前から現在の社会のしくみが継続出来ないと感じ、世界の現状と向かっている方向について情報を発信しています。

http://www.chrismartenson.com/

これはスペインのマドリッドで行われたGold & Silver Meetingでのプリゼンテーションです。下のgoldmoneyのリンクからは70分全部が見れます。


http://www.goldmoney.com/video/martenson-presentation.html

2011年11月29日火曜日

AMR, American Airlines File for Bankruptcy

アメリカン航空がChapter 11(会社更生法)を裁判所に申請しました。


James Turk - Bullish Flag Pattern to Quickly Send Silver to $70

James Turkさんは、このパターンだとSilver $70まで上昇は速いだろうと言ってますが、さてどうなるか?

http://kingworldnews.com/kingworldnews/KWN_DailyWeb/Entries/2011/11/28_James_Turk_-_Bullish_Flag_Pattern_to_Quickly_Send_Silver_to_%2470.html

Ron Paul Explains His Plan For "Monetary Freedom" And Returning To The Gold Standard

Ron Paulさんの最新のインタビューです。Fox Newsの司会のJudge Napolitanoさんは、メインメディアの中でもストレートに発言するので有名です。

JudgeさんがRon Paulさんに現在のペーパーマネーシステムからGold Standardに戻るには?どう戻ればいいのか?を質問しています。

政治的自由(Civil Liberty)とおなじくらい、経済的自由(Economic Liberty)を獲得することは重要なのです。経済活動で毎日つかう通貨のコントロールを失っていることが現在の世界の借金問題の元凶になっているのです。



2011年11月28日月曜日

A Look At The Key European Auctions, Pardon Global Events, In The Coming Week

今日月曜日は日経平均前場144円高となり、「自律反発の流れが一段と強まる。。。」(フィスコ)とか日本はあいかわらずのんきなこと言ってますが、ヨーロッパまだまだ年末まで国債発行目白押しです。

添付がそのスケジュール。今日28日と29日にはイタリア国債一本ずつ発行が予定されてますね。Good Luck!!

http://www.zerohedge.com/news/look-key-european-auctions-pardon-global-events-coming-week

Let's go, Osaka!!

大阪市長、大阪府知事ダブル選挙で大阪維新の会橋下さん、平松さんが当選しました。

今回の投票率は40年ぶりに60%になったということですばらしいことだ。大阪都構想をめざすということですが応援したいです。橋本さんにはツイッターで祝電を送っておこうと思います。

ところで日本の最大の問題は2つあります。

1、ペーパーマネーシステム--->このせいでついつい借金がしやすくなり1000兆円も債務を抱えることになってしまった。

2、中央集権制度--->これによって地方の予算、自治の裁量がほとんどない。道州制を導入して、国レベルは外交、防衛だけであとはすべて地方にまかせるべきだ。

もう世界同時金融危機はさけられないけれども、少なくともそのあとから立ち直る可能性がすこしはあるかな。でも、ペーパーマネーシステムを最大の問題の一つと理解している人はほとんどいないのが心配です。

2011年11月27日日曜日

Prepare for riots in euro collapse, Foreign Office warns

英Daily Telegraph紙によると、ユーロ圏にある英国大使館は本省からユーロが破綻した場合にどう英国人を保護するかについて準備、計画せよとの指示がでているそうです。

現実的には、ユーロが破綻するとすぐ預金封鎖になりますが、それ以外にも、ギリシャ、イタリア、スペイン等で暴動が拡大することは間違いなく、そこからどう脱出するかです。

破綻するとかしないとかいうことより、もういつになるのかという状況です。


2011年11月25日金曜日

Buy physical silver!!

今日は仕事の帰りに自由が丘に寄ったんですが、やはりこの手の貴金属買い取りの店はどんどん増えて夜な夜な買い取っているわけです。金歯もOK。

で、やはり買い取りだけで売っていないのはなぜ?(中国に向かっている。)GOLDとかのネックレス、ブレスレットとか持ってても絶対に売ってはいけません。(若い人は金歯なんていないと思うけど。)

それでも今日はイーグル銀貨が一枚2800円ととても安かったので買いました。

少しずつでもBuy Silver!! どうやら今日は欧米市場でブラックフライデーかな。でも、シルバーはぼくを守ってくれるだろう。




Thanksgiving Tally: Lunatics And Hacks Win As Gold Up 19.3% YTD; S&P Down 7.5%

今日は米国市場がThanks givingで休みなのですが、ドイツの国債札割れ、日経平均も年最安値を更新などなどつぎつぎと悪いニュースが出てきています。

そんななか結局のところ1年間のパフォーマンスをみると、S&Pが7.5%ダウンするなか、GOLDは19.3%上昇。

結果的に市場はGOLDとペーパーマネーシステムの借金漬けでむちゃくちゃな状態になった世界より、正直なお金のシステム(GOLD Standard)を支持しているということではないのだろうか?

http://www.zerohedge.com/news/thanksgiving-tally-lunatics-and-hacks-win-gold-193-ytd-sp-down-75

2011年11月22日火曜日

Saving Money - Explained - Office Series 13

BrotherJohnFさんのオフィスシリーズ最新版です。

そもそもお金の定義とは?お金をためることとは?

Currency = 通貨(日本の場合は日本銀行券)
Money = お金(Gold and Silver。ちなみに銀行=Silver House)

人類がお金(Gold/Silver)を見つけてから約5000年になりますが、お金の条件は以下です。

1. ものの交換の手段であること。(Medium of Exchange)
2. 計算上の単価であること。(Unit of Account)
3. ポータブルであること。(Portable)--->不動産では動かせないですね。
4. 耐久性があること。(Durable)--->魚でぶつぶつ交換は無理ですね。
5. 分割可能であること。(Divisible)--->Silver/Goldは溶かせば分割できるけど、ほかのものではむずかしいね。
6. 代換可能であること。(Fungible)--->僕がもっているGOLDと他の人が持っているGOLDは重さが同じ限り、まったく同一ですね。これは小豆、米とかだと種類や状態が微妙に異なるため同一ではないですね。
7. それそのものに価値があること。(Store of Value)--->日本銀行券では?? ドル紙幣では??

歴史的には20ー70年単位で、通貨のしくみは変わっています。前回は1971年(ニクソンショック)、その前は1945年(第二次世界大戦終了)。現在1971年から40年経てますね。



2011年11月21日月曜日

Japan's Kokusai Liquidates Remainder Of Euro Sovereign Exposure, Just As European Primary Issuance Supply Surges

日経新聞によると、どうやら国際投信顧問が運用する世界の国債に投資するファンド、「グローバルソブリンファンド(毎月決算型)」=通称グロソブがイタリア、スペイン、ベルギーの国債をすべて売却したようです。

日経記事はココ。

グロソブ(毎月決算型)は、基本的には国債に投資するので比較的安心なのと、毎月配当があるので、日本で多くの人が買っているファンドです。

グロソブ(毎月決算型)の説明はココ

調べてみると10月31日時点では、イタリア(4.1%)、ベルギー(4.0%)、スペイン(1.8%)になってますが、下の11月10日時点ではイタリア全部売ったと言ってますね。ベルギー、スペインについては日経の早耳なんだね。

全部売却したなら、資産規模は現在約2兆円だから、4,1+4,0+1,8=9.9%、約2000億円ぶんかぁ。これだけ売れば国債の金利が急騰してるのはわかるね。

Global Sovereign Open

2011年11月20日日曜日

[KR212] Keiser Report: Vampire Banker Hunter

昨日のKeiser Reportです。

10月31日に倒産したアメリカの商品先物ブローカーMF Globalについてですが、約US$600 Million(約470億円)の顧客のお金がなくなっていることで大問題になっています。

銀行でも一緒ですが、証券、先物取引では顧客から預かっているお金は別勘定で扱わなければならず、たとえ会社そのものが倒産した場合でも預かり資金は無事なはずなのです。やはりというか、倒産直前に会社幹部により資金が盗まれているようです。

倒産の規模としては、今のところそう大きくはないのですが、やはり預かり資金がないというのは業界では影響がおおきく、ではJP Morganは? Bank of Americaは?に預けている資金はだいじょうぶなの?という話になります。


そう考えると、日本でも確かに1000万円までは保護されるはずですが、実際実行されるまでけっこう時間がかかるんじゃないかな。参考までに新生銀行、みずほ銀行の5年間の株価を添付します。はっきりいってもういつつぶれてもおかしくない。

ぼくも資金の移動をしようと思います。


2011年11月19日土曜日

Buy physical silver!!

昨日は仕事の打ち合わせが中央総武線だったので、終わったあとよく行ってる中野のココに寄って帰りました。

http://www.nozakicoin.jp/

先代のおとうさんといろいろ雑談後、イーグル銀貨4枚(一枚3500円)と1000円銀貨(昭和39年発行)を1枚(2500円、写真でペーパー日本銀行券とどちらがいいか比較しているつもり。)買って帰りました。

1000円銀貨は20グラム、92,5%シルバーです。Wikipedia解説はココです。表には富士山、裏には桜とデザインもとてもいいのです。

というわけで少しづつでもBuy physical silver!!

The Four Horsemen of the Dollar Apocalypse

Currency WarsについてJim RickardsさんがYahoo Daily Tickerで解説しています。


UKIP Nigel Farage - How dare you tell the Italian and Greek people what to do !!! Nov 2011

Nigel Farageさんは、英国の政治家で現在South East England選出のMember of European Parliamemtの議員です。

http://en.wikipedia.org/wiki/Nigel_Farage
http://en.wikipedia.org/wiki/Member_of_the_European_Parliament

知らなかったのですが、このEU Parliamenは736名の議員から構成され、EUの法案を決めるみたいです。尚、英国はEUのメンバーだけど、統一通貨ユーロは使ってないわけですね。

Nigel Farageさんの先日16日議会でのスピーチです。ドイツの圧力により、現在ギリシャの首相、イタリアの首相は選挙で選ばれた議員ではなくなりました。

Gordon Chang: The Reasons For China's Imminent Bust

弁護士、経済作家のGordon Changさんの中国経済に関するインタビューです。

日本のメディアにも中国の経済失速の様子がぼちぼち報道されはじめてますが、10月の新車販売が前年比4.2%マイナス、上海の10月の不動産価格が前年比30%マイナス!!という具合です。

まだ、四半期、半期、通期ではその失速がまだ数字で見えてこないですが、一か月ごとに見ていくとあきらかに悪くなっています。


Ireland: "Germany Is Our New Master"

緊縮財政実行中のアイルランドから、予算編成の秘密資料がリークされてるようです。

それによると、アイルランドが緊縮財政案が国会提出前にドイツにお伺いを立てるようになってるみたいです。

まぁ、現実問題そりゃそうだろうなー。


2011年11月17日木曜日

The Silver Bear is Back. Part 8

MrSilverGoldSilverさん脚本のSilver Bear シリーズPart 8です。

解説はのちほどします。

$15,OOO,OOO,OOO,OOOBAMA! - It's Official: Total US Debt Passes $15 Trillion

結局のところ、オバマ大統領が2009年の1月20日に就任してからかアメリカの債務は44,5%増えて、ついにUS$15 trillion (約1,155兆円)突破しました。

例の債務上限の話がまた出るんだろうな。前回上限設定されたのは、US$15.194 trillionです。

日本の国債合計は約1,000兆円だから、そろって世界の2トップです。(国民一人当たりではすでに日本がダントツ世界一ですがね。)


http://www.zerohedge.com/news/its-official-total-us-debt-passes-15-trillion

2011年11月16日水曜日

'Only massive debt restructuring can save EU'

英BBCのAsia版からHedge Fundの創業者Kyle Bassさんのインタビューです。短いけれどもわかりやすいです。

ヨーロッパの債務問題ですが、過去9年に世界の債務は年平均12%(合計3倍)に伸びたのにたいし、GDPは平均4%しか伸びがなかったことを考えると、どう考えてもドイツがEUを支え続けるために、ギリシャ、イタリア、アイルランド、スペイン、ポルトガル(PIIGS)の借金の肩代わりを続けることができない。

ドイツは確かに現在世界No.1の輸出国ですが、その国でさえ過去100年に2回借金すべて帳消しにしているのです。また、ドイツの憲法ではEUの他のメンバーの借金を肩代わり(債務保証など)することを禁止しています。

つまり、どう考えても現在のPIIGSの借金は一度帳消しにする以外に方法はないのです。統一通貨ユーロの解体ですね。1000兆円の国債を抱える日本も同じです。その日はもう近い。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/hardtalk/9639507.stm

2011年11月15日火曜日

Stephen Leeb - You Have to Love Gold Here

KingWorldNewsに掲載されたLeep Capital ManagementのStephen Leebさんのインタビュー記事です。


日本の若い子たちにも日本銀行券=紙屑紙幣となる危機的状況が近づいていることに一刻も早くきずいてほしい。できるかぎり本物のお金であるGOLD/SILVERに換える行動を起こすことを願ってやまない。

2011年11月14日月曜日

Decision Time For Europe: The Definitive Presentation On The Future (Or Lack Thereof) Of The Eurozone

ユーロ危機についてギリシャ、イタリアの債務問題から、ECB, ESFS, G20などなどいろんな情報が飛び交ってわかりにくいですが、政権や救済のしくみがかわろうと、借金の額が変わるわけではありません。

zerohedgeの記事からチャートを二つ。

1、ユーロ諸国の10年物国債の利回り

ギリシャ、ポルトガルの例をみると、イタリアの利回りが7%突破してから10%以上になるにはもう時間の問題だ。


2、ドイツが発行する10年もの国債とその他の国々が発行するものとの利回りの差

ユーロが誕生してからリーマンショックまではほとんど変化がないですね。統一通貨なので当然ですが。。。で、現在はご覧のとおりの差です。




2011年11月13日日曜日

Currency Wars - The Making of the Next Global Crisis

先の記事で取り上げたJames Rickardsさんの新刊"Currency Wars"がアマゾンUSから今日届きました。

今本を読んでいるところです。現在の米ドルを基軸通貨としたペーパーマネーシステムの崩壊が始まっているのはいつも書いていることですが、Chapter最終章には、以下の4つのシナリオが考えられるとあります。

1、米ドル基軸通貨から世界の通貨のバスケット制度
2、SDR (Special Drawing Rights, IMFが1960年代から発行している国家間の決済をする通貨)を基軸通貨とする。
3、Gold Standard (金本位制度)に戻る。
4、世界の通貨、決済システムの完全な超大混乱

1については、米ドル以外の通貨もペーパーシステムだし債務、貿易赤字の解消にもならないので一番可能性が低い。

2は世界の政府(特にG20)、官僚、金融機関等に支持されるけれども、結局は米ドルからグローバル通貨になるだけで問題解決とはならない。

3が一番安定するけれど、実際に実施基準をするための研究等が現在まったくされていない。(方法はいくつかあり、たとえば米ドルの流通量に合わせてGOLDの基準をつくるのか、世界のその他の国の通貨の流通量、GOLD保有量を計算にいれるかなど。)

1,2,3の状況を考えると可能性が一番高いのは4です。しかし世界が大混乱したあとには、3に移行せざるを得ないことになるでしょう。もしくは、大混乱がさらに悪くいく方向(世界戦争など)も十分考えられます。

James Rickardsさんにこの本の日本語での翻訳、出版について連絡してみようかな。日本がおかれた状況について日本のみんなが気付いていないことがとてもとても心配です。

天然資源、食糧、軍事力がなく、1000兆円の借金を抱える日本への影響はおそらく日本史上最大の危機を迎えることになるでしょう。危機はもうそこまできている。時間がない。

2011年11月11日金曜日

Keiser Report: Gold Wars (E208)

昨日のKeiser Reportで僕の好きなJim Ricardsさんとのインタビューがあります。

Jim Ricardsさんは、弁護士、金融/税務アドバイザーなどの資格がありますが、金融、リスク管理、地政学が専門の交渉人っといった感じの人です。地政学と関係してGOLD/SILVER市場、世界の貨幣、政治、歴史についても非常に詳しいです。

ちょっと早口ですが、話の内容は非常にわかりやすいです。

発売されたばかりの"Currency Wars"について話しています。僕のもamazonから発送されたところです。

2011年11月10日木曜日

The Dollar Vigilante Interview

The Dollar Vigilante (TDV)という経済、金融ニュース配信サービス共同経営者のJeff Berwickさんのインタビューです。

Jeff Berwickさんはカナダ人ですが、1994年のインターネット創成期にカナダで株式売買サイト運営企業創業、その後ITバブル後に会社を売却、世界110カ国以上を旅歩いた後、現在はメキシコの北部Cafayateという小さな村を拠点から経済ニュース編集配信、また各国の金融会議などに出席、発言しています。

現在の金融システムの2大問題、ペーパーマネー発行と実際のお金の何倍も銀行が貸し出すことができるフラクショナルバンキングについて抵抗している、自由経済人です。

彼の経歴とかもおもしろいですが、話もとてもわかりやすいです。ぜひ見てください。


Visualizing Where The Pain Is: Summary Of Biggest Exposures To Italy

ヨーロッパの取引清算機関LCH.Clearnetがイタリア国債取引に関する証拠金の金額を上げたことをきっかけに、イタリア国債金利がさらに上昇。10年物は7%を超えました。

それで本日ヨーロッパ金融市場暴落からはじまり、アメリカ暴落中です。

イタリアは世界で8番目の経済国だから、その影響ギリシャなんかよりはるかに大きいのです。

下の図をみると、イタリアの債権を持ってるのは外国ではフランスが一番多いんですね。416Billion Euroっていうと、43兆円くらいかぁ。(1ユーロ=105円で計算。)

日本の場合は44Billion Euroだから4、6兆円くらいだね。大部分はイタリアの公的債務(国債、地方債)みたいだ。


http://www.zerohedge.com/news/visualizing-where-pain-summary-biggest-exposures-italy

2011年11月9日水曜日

Barclays Says Italy Is Finished: "Mathematically Beyond Point Of No Return"

Barclay Capitalの昨日(8日)のマーケット分析資料によると、イタリアはもう"Beyong Point of No Return"=もう限界を超えている。

詳細はZeroHedge記事とBarclayの資料を参照願いたいのですが、一言でいうと、現在のイタリアの財政でいうと国債の金利が5.5%以上になると、現在の緊縮案ではもう払いきれなくなるということです。

5.5%あたりからこの一カ月で1%以上上昇。昨日の終わり値は6.7%でした。昨日の記事にも書いたとおり、日本国債が1%金利上昇するとそれだけで、10兆円の金利増になります。=ソッコウで破たん。

ZeroHedge記事
http://www.zerohedge.com/news/barclays-says-italy-finished-mathematically-beyond-point-no-return

Bloombergイタリア国債10年もの(昨日の終わり値6.77%)
http://www.bloomberg.com/apps/quote?ticker=GBTPGR10:IND

Barclays Capital BARCAP Tuesday Credit Call Big Trouble in Big Italy

2011年11月8日火曜日

Your ignorance is their power

日本の財政はどうなっているのか?「調べて」、「見て」、「遊んで」日本の財政について考えてみよう。

おい財務省!!1000兆円も借金していながら、「遊んで」考えるとはどういうことだ?

Your ignorance is their power = あなたの無関心が敵の力となる。

財務省のページ
http://www.zaisei.mof.go.jp/

Is 6% The Point Of No Return?

イタリアの10年もの国債の金利が6%を超えたわけですが、下のチャートは、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの国債が6%を超えた後、どのような動きをしてるか、日数で比較したものです。

これを見ると、ギリシャは金利12%に上昇するまで約30月、ポルトガルは約60日。ではイタリア国債はどういう道をたどるのでしょうか?もう何年とかじゃないよ、何週間という単位でしょう。

http://www.zerohedge.com/news/6-point-no-return

ちなみに日本の借金合計は1000兆円だから、金利が1%あがると10兆円の利息支払いが増えます。(1000x10%=10)

現在の税収は年間約40兆円。利払い分は年間10兆円。1%あがると金利負担が倍になる計算です。まぁ、一瞬で破たんですね。

財務省のページ
http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_23.pdf

China Takes Advantage Of September Price Drop; Imports Record Amount Of Gold

Financial Timesの記事によると、中国のGOLD輸入額が9月に過去最高を記録しているようです。

中国がGOLDを海外から輸入する場合、香港を経由するらしいです。9月輸入分について香港政府が発表した数字によると、59.6トン。前年同月比だと6倍以上です。(ちなみに2010年一年間通年で120トン。)

中国は急いで準備している。

http://www.zerohedge.com/news/china-takes-advantage-september-gold-price-drop-imports-record-amount-gold

10 Year BTP = 6.66%; Italian Treasury Cancels November 10 Bill Auction

イタリアの国債の金利が急騰しています。

10年ものの金利がこの一週間ちょっとで5.7%から6.66%へ上昇。ようするに、持ってる人(主にヨーロッパの銀行)が売り急いでいるということですね。

また、イタリア財務省は11月の3カ月物の入札をキャンセルしました。

2011年11月7日月曜日

Japan debt will soon set the record for the world history.

先月21日の発表からですが、日本の債務はもうすぐ1000兆円になります。国民一人当たり802万円。

この金額は先日借金上限を引き上げたアメリカの額US$14trillion (約1,092兆円。78円で計算)とほぼ同額。ちなみにアメリカの人口は日本の2倍以上です。

たぶん来年3月末にはアメリカを引き離して世界一に君臨するはず。(ちなみに国民一人あたりではすでに世界一ですが、なにか?)


JPY vs US pegging continues at 78yen

先週10月31日(月)朝09:00からの為替介入後、一ドル=78円で固定中なり。

いつから変動相場制度から固定制度になったのだ?財務省、日銀は公式発表するべきだ。

2011年11月6日日曜日

Bart Chilton - There is Manipulation in the Silver Market

Bart Chiltonさんは、Commodity Futures Trading Commision(CFTC、米国先物取引管理委員会)の委員でようするに官僚です。

CFTCは先物市場の不正取引を監視する組織なわけですが、銀先物取引については、他の商品(石油、小麦等など)に比べると大手金融モンスター(Goldman Sachs, HSBC)のポジション比率があまりに大きく、取引の50%近くになっています。モンスターがこの立場を利用して、不正に価格操作している疑惑がずいぶん前からもたれてきました。

CFTCは2008年から不正の操作をしているのですが、商品先物取引の場合は、株式取引と少し異なりインサイダー取引などの不正を立証することが非常に難しいのです。

とはいえ、官僚が民間メディアに出てきてインタビュー受けるのは非常にめずらしいし、Bart Chilton氏はすでに不正があると言いきっています。不正はまだ立証されてないんですけどね。彼とCFTCにはあらゆる圧力がかかっていることは間違いないのですが、それでも立証される日は近いと思う。

そんなわけで買えるうちにBuy physical silver!!

King World Newsインタビュー
http://kingworldnews.com/kingworldnews/Broadcast/Entries/2011/11/5_Bart_Chilton.html

CFTCの11月4日付きのAnnouncement(圧力がかかっていて文章は短いですが、それでも発表している。)
http://www.cftc.gov/PressRoom/PressReleases/silvermarketstatement

Iran cornerstone of possible WW3 over Mid East

先週フランス、カンヌで行われたG20会議はほとんどがEU, ギリシャのことで終わってしまったんだけだけど、最重要なのは実はこれです。

イランにたいして、イスラエル、アメリカ、イギリスが戦争の準備をしています。

イラク、リビヤは仲間の国がいなかったのですが、イランは中国、ロシアとかとも仲良くやっています。イランはOPEC中2番目に石油生産国で、埋蔵量では世界の10%があります。また、天然ガス埋蔵量でもロシアにつぐ世界第二位。

すでに狂っているアメリカにとっては戦争の理由なんかこじつけでどうでもよくて、(例:イラク、リビヤなどなど)、同盟国イスラエルが攻撃をうけるとか、核兵器開発とかなんでもOK。ようするに、石油とかの資源の権益の確保がしたいわけです。

でもイランは仲間がいるよ。世界は第三次世界戦争に突入しようとしている。