2011年8月15日月曜日

Germany must defend the euro

投資家のジョージ・ソロス氏がロイターに寄稿した記事です。

http://blogs.reuters.com/great-debate/2011/08/12/germany-must-defend-the-euro/

7月21日にEUの緊急会議であたらしい組織European Financial Stability Fund (EFSF)を作ることとなりました。Fundと名前がついてますが、機能的にはEUの財務省といったところです。代表はドイツ人がなる予定らしいです。

現在のしくみは、EU域内の通貨発行権はEurope Central Bank(ヨーロッパ中央銀行)が持っているけれども、各国の財政はそれぞれの国の財務省が責任を持ちます。

これだと同じ通貨なのに各国の財務規律はまかされているので、EU全体として財政運営の規律の監視ができないわけです。で、先日のギリシャのようになったときに他の国が助けななければならない。

ドイツの財政、経済は非常にいいのですが、ドイツの人々の税金が他のEU諸国救済のために使われるわけです。これが、ドイツ国民の反発を買う。でも、見捨てると一気にユーロ崩壊にまっしぐら。

ほんとに危機がこないと次のステップには政治的にはすすめない。EFSFの発足は9月から、財政監視権利、予算もまったく足りない状態から出発です。9月まで次の危機がこなければいいのですが。

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