2011年8月31日水曜日

Carrfour 2011 Half Year Result

世界で2番目に大きいスーパーマーケットチェーン、フランスのカルフールグループの1-6月末までの半期の経営成績が発表されました。

お店は世界32カ国で9631か所にあります。(ちなみにイトーヨーカドーは国内174店、海外13店、セブンイレブンのコンビニ除く)

http://www.carrefour.com/cdc/group/our-business/carrefour-around-the-world/carrefour-stores-worldwide.html

1、売上は2.3%増加して、39.607Billion Euro(約4.38兆円)(南米、アジアの店舗が貢献)
2、ヨーロッパの店舗(フランス除く)の売り上げは3.9%マイナス。(4132店舗)
3、営業利益は22%減。(フランス、イタリア、ギリシャの店舗が足を引っ張る。)

日本では成功しなかったけど、生活に密着しているスーパーマーケットの営業利益22%も減っている。

Carrefour Half Year Result 2011

2011年8月30日火曜日

Multiple Veto Points for Greek 2nd bailout package

先日EU、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は、ギリシャに追加融資を行うという基本方針を決めたわけですが、実行するにはEU諸国のそれぞれの国会で承認が必要なわけです。

それでフィンランドは、自国が負担する分には、担保をよこせとがんばっています。そうすると、小国ではあるけれども、オーストリア、スロベニア、スロバキアもフィンランドに担保を渡すなら我が国も当然要求すると言ってるらしいです。

まぁ、今回2目だし、お金貸す側にしてみれば当然だよね。

そうこうしてるうちに、ギリシャ国債1年、2年ものはそれぞれ利息が60%、44%に上昇中!!! ていうか、市場は元本半減することを織り込み済みなわけです。

ギリシャ危機はまだまだつづく。

写真はアテネのパルテノン神殿にカミナリが落ちる様子。(英Guardian紙)






Silver Miners Are Angry

銀鉱山の採掘、精製する会社のカナダの2社(トロント証券市場上場)が怒っています。26日2社そろってこんな発表しています。

1. Silvercorp Metals(カナダ、中国で採掘)
Aug 26th,
"The Company is purchasing its owns shares because it believes that prevailing market conditions have resulted in Silvercorp's shares being undervalued relative to the immediate and long term value of Silvercorp's portfolio of producing and development properties in China and Canada.  The Company notes that the short interest position in its common shares has climbed from 3.6 million as of July 29, 2011 settlement date to 9.6 million as of August 15, 2011 settlement date, the most recent date for which short interest data is known by the Company. "


2. Pan American Silver (メキシコ、ペルー等で採掘)

Aug 26th,
"Pan American is undertaking the Bid because, in the opinion of its board of directors, the market price of its common shares, from time to time, may not fully reflect the underlying value of its mining operations, properties and future growth prospects"


内容は、何者かにより株式の空売りが膨大に入れられており不当に株価が低く抑えられている。なので、怒っている我々は会社の手元資金で自社株買いをおこなうのだ!!という感じですね。

銀は、金(Gold)と同じおかねとしての価値(Store of Value)以外に、産出量の半分は産業用に使われています。銀のすぐれた特徴は以下のとおり。

1、金属中もっとも電気抵抗が少ない。(携帯電話などの電子部品の接続などの用途)
2、金属中もっとも光の反射率が高い。(太陽電池など用途)
3、金属中もっとも熱伝導率が高い。(ロケット、軍事産業、航空部品など)

その他には、銀イオンはバクテリアを殺す強力な力があることなどもわかってきました。(消臭繊維、スプレーなどに使われてますね。)

下の図は2005年時点で銀が産出される国です。

というわけで、Buy Physical Silver!!



2011年8月29日月曜日

JP Morgan Chase Bank is on fire!

Bank of America (BAC)につづいて、やはり米4大銀行のひとつのJP Morgan Chaseが炎につつまれている様子です。

まぁ、日本でいうと三菱東京UFJにつづいて、三井住友銀行がまずくなってきたという感じです。

この作品は、ロスアンジェルス在住のAlex Schaeferさんが描いたものですが、反響がおおきいので、eBayのオークションで売ることにしたそうです。

Alex Schaefer

Max Keiser

Steve Jobs' Speech at Stanford University (June 12, 2005)

Appleの創始者Steve Jobs氏がカリフォルニア州にある名門私立大学米スタンフォード大学(日本でいうと慶応大学みたいなとこ)での卒業式に招かれたときのスピーチです。(2005年6月)

ちなみにSteve Jobs氏は大学中退です。昨日のJobs氏の写真をみて思い出したので、貼り付けました。また見てみましたが、勉強になります。

ぜひ見てください。日本語字幕付きです。


2011年8月28日日曜日

Max Keizer interviews Alex Jones about Ron Paul

来年の米大統領選に立候補しているRon Paul氏についてAlternative Mediaの代表格、Max Keizer氏、Alex Jones氏が意見を交換しています。

以前の記事でも書きましたが、ロン・ポールさんはテキサス州選出の連邦下院議員(76歳、共和党。当選10回、議員歴30年以上)で、来年の大統領選挙に共和党の代表として推薦受けるため立候補しています。


もう30年以上もずっと変わらず以下のような意見を持っています。ちなみにすべての戦争、増税についていままでも反対票を入れてきました。

1.正直なお金のシステムの復活(Gold/Silver)
---1971年の金本位制度をやめたことにより、世界の基軸通貨ドルを無限に印刷できるようになったので財政規律がなくなり、1000兆円を超える累積債務、デリバティブを含めたドル通貨が膨大に流通している。(どのくらいあるか実際にはわからなくなった。)

膨大に増えたドル通貨を使って、金融モンスターが、連邦中央銀行、中央官僚、政治家、メディアを動かすようになってしまった。また、ドルの価値が下がることによりインフレが加速的に進む原因となっている。

2.軍の海外からの撤退、国際連合からの脱退、NATOの解消
--->外国に進出して、戦争に加担することで戦費の膨大な支出、軍需産業の肥大化しているだけ。また戦争しては敵を作るだけだから。アメリカは外国諸国の内政に干渉すべきではない。

3.ほとんどの中央政府組織の解体、廃止等による支出削減、規制の撤廃
--->中央政府組織が作る規制、組織防衛ばかりで、アメリカには製造業がほとんどなくなってしまった。基本的は行政は州単位で行うべきで、収入の範囲で支出をまかなうべき。

というような一見とても実際にはできそうにないことを主張しているため、メインストリームのメディアには今回も含めあまり取り上げてもらえません。

しかしながら、今回はインターネット、インターネット上のメディアからは結局主張が的を得ているため支持率がトップにかなり近づいてきているらしいです。金融機関、官僚、既存のメディア帝国からみるとそれはそれは恐ろしい状況なのです。

目の前のドル暴落を含めた金融システム崩壊はもうさけられないけれども、アメリカの将来をかけて戦いが繰り広げられています。

残念なのは、日本の民主党の代表候補の主張とか調べましたけど、特に通貨システムとその財政、経済に与えるインパクトを理解してる人はいないね。日本も基本的には同じ問題を抱えています。

日本の場合防衛については米国とは逆に自分でしなければならないけどね。でも財政赤字は米国より悪い。あと都道府県では行政単位としては小さいので、道州制に移行するといいと思う。

日本もロン・ポールさんが掲げるのと基本的には同じ方向でなければ日本も復活しないでしょう。

2011年8月27日土曜日

GOLD: Standing ovation to Mr. Bernanke's speech

ジャクソンホールでのバーナンキ議長のスピーチの直後から(アメリカセントラル時間午前10:00ごろ)から、GOLDまたまたロケット上昇中です。

解説はJames Turk氏(Goldmoney Foundation)とMichael Pento氏(Euro Pacific Capital)です。

James Turk
http://kingworldnews.com/kingworldnews/KWN_DailyWeb/Entries/2011/8/27_James_Turk_-_Expect_a_Spectacular_Short_Covering_Rally_in_Gold.html

Michael Pento
http://kingworldnews.com/kingworldnews/KWN_DailyWeb/Entries/2011/8/26_Michael_Pento_-_Here_is_Why_Gold_is_Soaring_After_Hours.html



Bernanke Speech Wordcloud And Text Summary: Mentions Of Inflation: 7; Deflation: Zero

昨日26日、ワイオミング州ジャクソンホールで、カンザスシティー連銀主催の世界の金融当局責任者があつまるシンポジウムがありました。白川方明日銀総裁も出席しています。

下のリンクでバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長のスピーチ全文が見れますが、図はそのスピーチ内容で使われた単語と、それが回数使われるごとに拡大したものです。

たぶん言いたいことほど、意識的、無意識的に同じこと繰り返すんだろうな。



Please calm down. It is under complete control.

Steve Jobs after his resignation

AppleのSteve Jobs氏です。昨日撮影されたもののようです。だいぶご様子はよくないようです。


Appleの製品をもう何十年も使ってきました。特に初代iPodが出てきたときには、世界を変えると思いました。
Jobs氏とご家族に神様のご加護がありますように。

下の写真はぼくのiPod第一世代です。1999年購入。


2011年8月26日金曜日

Self Defence Handbook by Swiss Government

「この本は我が国が将来脅威を受けるものと仮定して書かれたものである。」

「スイスは侵略を行なうなどという夢想を決して持ってはいない。しかし、生き抜くことを望んでいる。スイスはどの隣国の権利も尊重する。しかし、隣国によって踏みにじられることは断じて欲しない。」

「今日のこの世界は、何人の安全も保障していない。戦争は数多く発生しているし、暴力行為はあとをたたない。われわれには危険がないとあえて断言できる人がいるだろうか?」

「自由と独立は、断じて、与えられるものではない。自由と独立は、絶えず守らねばならない権利であり、ことばや抗議だけでは決して守り得ないものである。手に武器をもって要求して、はじめて得られるものである。」

この本はスイス政府により各家庭に一冊ずつ配られているそうです。

2011年8月25日木曜日

And In The Meantime, The German Stock Market Plummets

世界で3番目のお金持ちWarren Buffet氏率いる投資会社Berkshire HeatherwayがBank of America (BAC)に出資するという話が今日の経済ニュースのヘッドラインになってますが、その間にドイツの株価指数DAX指数が2%以上が暴落中。

どうしたのか?

http://www.zerohedge.com/news/and-meantime-fax-flash-crashes

Hugo Chavez calls their GOLD home

何日か前のニュースです。

南米ベネズエラ大統領のヒューゴ・チャベスさんが、ベネズエラ保有で主にイングランド銀行に預けてあるGOLDを主都カラカスに送り返してもらうように指示をだしました。

チャベス大統領は現在病気療養中でキューバにいるので、財務大臣が発表したのですが、合計221トンのGOLDが預けられているようです。

送り返してもらう理由は、ヨーロッパ、アメリカで暴動、インフレ等がおこっていることと、リビヤのように保有している資産が凍結されたりしたら困るので、自国で保管したいとのことです。

わかる、わかる。当然だよね。さて、イングランド銀行200トンベネズエラ分ほんとに今もあるのかな?どこかに貸出してて、その貸出先が返せないとかなったとしたらどうなるかな?

GOLDはペーパーマネーとちがって印刷できないからね。

解説はMax Keizerさんです。


2011年8月24日水曜日

Bank of America go bankrupt by September?

米国最大の銀行Bank of America (BAC)の株価が暴落しています。

売上規模(全業種)では米国で5番目に大きくて、米国の個人、会社の預金の12%が預けられています。
 
 


解説はBrotherJohnFさんです。Silver/Goldの値動き、フィラデルフィア州教育委員会の委員長が年収5000万円くらいもらってる話とかあります。



2011年8月23日火曜日

S&P Board Fires CEO For Telling The Truth, To Be Replaced With COO Of Citibank

先日米国国債の格付けをAAAからAA+に格下げしたStandard&Poors (S&P)のCEO/社長のデボン・シャーマさんが取締役会でくびになりました。

後任はCOOのダグラス・ピーターソン氏で彼はCitiBank出身です。

やっぱり格付け落とされたされたことでワシントンから文句がついたんだろうな。それにしてもアメリカは恐ろしい国になってきました。

Zerohedge
http://www.zerohedge.com/news/sp-board-fires-ceo-telling-truth-be-replaced-coo-citibank

Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=a8ZDO_jwNQ5Q

Ken Ivory: Utah House of Representative Interview

Ken Ivoryさんは、米ユタ州州議会議員で3月25日に施行されたUtah Legal Tender Actを立法化したプロジェクトのリーダーです。

この法律で米国造幣局で製造されたGold/Silver貨幣コインを州内の合法的な通貨とみとめ、消費税、キャピタルゲイン税等の州の税金が免除されます。

実際にGold/Silver貨幣コインをつかって州内のすべての店ですぐ使えるようになるには時間がかかるとは思いますが(お店側の準備があるので)、少なくとも立法化されたことでユタ州に住む人たちにGold/Silverを積極的に買うように後押ししているわけです。

ていうか、Gold/Silverがお金の地位を取り戻したわけです。

現在他11州が同様の法律を提案していて、急速に信認と購買力を失ってきているドル紙幣から州の人たちを守ろうと州議会議員が活動しています。

写真をクリックするとインタビューのページにジャンプします。


Demonstration and clashes in Hamburg - no comment

こんどはドイツのハンブルグです。暴動はどんどん広がっている。


2011年8月21日日曜日

Buy physical silver!!

週末は最近おきにいりのカナダ造幣局製造の1オンス銀貨でGrizzly銀貨5枚(灰色ぐまの絵柄が入ったもの)が届きました。

少しずつしか買えないけれど、崩壊している国会、財政運営、1000兆円以上の国債残高がある国が発行した日本銀行券よりこっちのほうが安心だ。

(ちなみに、税収は40兆円。つまり飲まず食わずで返すのに25年かかる。=ぜったい返せない。)

日中の仕事ではトラブルがいろいろあって頭いたいけど、お給料から生活費を差し引いて残ったお金は将来困ったときや楽しいことのために残しておきたいよね。紙くずになるか、預金封鎖になってからでは遅い。

(たぶん預金封鎖やると思う。日本は前回1946年、アメリカは前回1933年にやった。)

現在一枚たったの5000円。

少しでも多くの人が現在急ピッチで進行中の通貨信認の危機について目を覚まし、8000年の信頼と実績を持つ正直なお金、Silver/Goldを手にすることを願ってやみません。




“Bonds are in a bubble”

Peter Schiffさんのインタビューです。

米国国債10年ものの金利が金曜日に2%を割って過去70年間で最低のレベルに達しました。
(ちなみに日本国債10年物の金利は0.97%でしたが。)

国債の金利が下がる理由は、株式市場がものすごいボラティリティとなっているので、機関投資家が怖くなってとりあえず、株式等から国債に資金を移動させているからです。まぁ、そのうちのほんのわずかな一部がGOLDに向かっていているわけです。

いまどき誰がドル建て10年間ものに投資したいでしょうか?しかもたった2%の利息で。でも、機関投資家の担当者はサラリーマンだから、株式より安全だろうということなわけです。

現在ドル通貨そのもの信認を問われているわけです。ドル、円、ユーロの通貨、国債がバブルなのです。

2011年8月19日金曜日

It Sure Looks Like 2008

結局昨日のDOWは、419ドル、3.68%の暴落となりました。

DOWの動きは2008年のリーマンショック、金融危機のときとそっくりな感じになってきました。

前回は、サブプライム問題を発端に金融機関みんなが一斉に資金回収しようとして、危機に発展したのですが、今回は、通貨そのものが問題で国家(世界中)の危機に発展しようとしています。


ちなみに、日経平均は現在188円下落中。



Wall Street Sinks Amid Global Economy Jitters- AP

現在DOWが432ポイント、3.79%急落中。

この調子でいくと、明日起きたときにはどうなってるのか?おやすみなさい。

Mercedes Targeted as Luxury Cars Burned in German Globalization Protests

ベルリンで車に放火が相次いでいるようです。

昨日、おとといで26台が被害にあっています。ロンドンの暴動からドイツに飛び火しています。

http://www.bloomberg.com/news/2011-08-16/luxury-cars-burned-in-berlin-protests.html

2011年8月17日水曜日

Charting Japan's Latest Failed Currency Intervention Attempt

下のチャートは、日銀の為替介入について過去3回分、介入日を100としてその後何日間(t+日)でどのような動きをしたかをわかりやすく示すものです。

介入規模は:
2010年9月--->2兆1,249億円(日本単独)
2011年3月--->6,925億円(欧州、米国協調)
2011年8月--->4兆円(日本単独)

どんどん効力がなくなってるのがはっきりわかりますね。

Zerohedge記事
http://www.zerohedge.com/news/charting-japans-latest-failed-currency-intervention-attempt

Money Partners記事
http://www.moneypartners.co.jp/market/boj.html


2011年8月16日火曜日

Russia dumps US treasurys, buys gold


ロシアも米国債の処分を進めています。

2010年11月にUS$176 Billion(約13兆円)あったのが、2011年6月には38%も減ってUS$109 Billion (約8兆円)になってます。

なんでそんなに急いで売ってるの?それで何に換えてるのでしょうか?

ちなみに日本はUS$911 Billion(約70兆円)で中国に次いで2番目にたくさん持っています。

米財務省の統計:
http://www.treasury.gov/resource-center/data-chart-center/tic/Documents/mfh.txt



Max Keiser氏の記事
http://maxkeiser.com/2011/08/15/russia-dumps-us-treasurys-buys-gold-keiser-report-strikes-again/

ZeroHedgeの記事
http://www.zerohedge.com/news/safe-haven-record-dump-us-treasurys-non-central-bank-foreigners-june

2011年8月15日月曜日

The Sun Chairman, What's Future Is Prologue, And Why The Second French Revolution Is Coming To America


写真がきれいだったので、先に貼り付けます。Zerohedgeの記事はあとで読んでみます。

Germany must defend the euro

投資家のジョージ・ソロス氏がロイターに寄稿した記事です。

http://blogs.reuters.com/great-debate/2011/08/12/germany-must-defend-the-euro/

7月21日にEUの緊急会議であたらしい組織European Financial Stability Fund (EFSF)を作ることとなりました。Fundと名前がついてますが、機能的にはEUの財務省といったところです。代表はドイツ人がなる予定らしいです。

現在のしくみは、EU域内の通貨発行権はEurope Central Bank(ヨーロッパ中央銀行)が持っているけれども、各国の財政はそれぞれの国の財務省が責任を持ちます。

これだと同じ通貨なのに各国の財務規律はまかされているので、EU全体として財政運営の規律の監視ができないわけです。で、先日のギリシャのようになったときに他の国が助けななければならない。

ドイツの財政、経済は非常にいいのですが、ドイツの人々の税金が他のEU諸国救済のために使われるわけです。これが、ドイツ国民の反発を買う。でも、見捨てると一気にユーロ崩壊にまっしぐら。

ほんとに危機がこないと次のステップには政治的にはすすめない。EFSFの発足は9月から、財政監視権利、予算もまったく足りない状態から出発です。9月まで次の危機がこなければいいのですが。

2011年8月14日日曜日

War and Yen

NHKスペシャルで「圓の戦争」という番組を見ました。

日本は1937年の日中戦争から第二次世界大戦発展し、1945年のポツダム宣言受諾するまで8年間も戦争をしていたわけです。

その間日本は、どうやって戦費を調達していたのか?うーん、やっぱりねぇ。。。

2011年8月13日土曜日

Sell me your GOLD!! But, please don't.

「貴金属買い取ります」というお店が増えてますよね。

うちの近所を散歩するとどんどん増えているのがわかります。不思議なのは、買い取るだけ。売ってないのです。

たしかにヤフーオクションなどで、買い取りをしたお店が貴金属含め、骨董品などいろんなもの売りさばいてはいますが、おそらくGOLDは外国資本(中国が最大)に組織的に買い取られ海を渡っていると思います。

お金=GOLD, 貨幣=日本銀行券。ドルを始め通貨の信認が暴落している現在、セーフヘブンであるGOLDを絶対に売ってはいけません。


Bank of Japan (BOJ) everyday shopping this week!

「日銀は今月に入って世界的な株安に拍車がかかって以降、買い入れるペースを急に上げており、11日までの9日間の営業日のうち、日経平均株価が値下がりした6日間、連日ETFの購入に踏み切りました。6日間に買った金額は、1476億円に上りましたが...」 NHKより

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110812/t10014862551000.html

先週の財務省に続いて、またまた一週間で1476億円無駄遣い。買い支えたい気持ちはわからんでもないが、結局市場に一時的に上昇するだけで市場には勝てないよね。

しかし日銀ってそもそも株とかいろいろ買っていいのかな? しかも買っているお金は印刷したもので、新たに市場に出回るわけです。ということは、僕らの持ってる日本銀行券の相対的購買力が薄まるっていうことだよね。

日銀の目的は:-

「日本銀行法では、日本銀行の目的を、「我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと」および「銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること」と規定しています。」

日銀のホームページ
http://www.boj.or.jp/about/outline/index.htm/

ちなみに僕が尊敬する投資家ジム・ロジャース師匠は、政府は介入するときはいつも市場の流れに逆らってるので、介入後に反対のポジションをとりなさいと言っています。

2011年8月12日金曜日

Belgium, France, Italy, Spain Overrule European Regulator, To Impose Standalone Short-Selling Bans

ベルギー、フランス、イタリア、スペインの証券市場監督当局が株式の信用売りを禁止しました。

http://www.zerohedge.com/news/belgium-france-italy-spain-overrule-european-regulator-impose-standalone-short-selling-bans

信用売り(Short Selling)は、株を持ってる人(機関)から借りて、市場を通じてすぐに売ります。そのあとで値段が下がったところで市場から株を買い、借りてた人にはその株を返して差額を利益とするしくみです。今の値段が高すぎるので、これから下がるだろうと予測する人はこの方法で利益をあげることができます。

議論はあるけれども流動性を高めることや、値段が高すぎるときにそれを調整するしくみなので必ずしも悪いことではないのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E5%A3%B2%E3%82%8A

下のチャートは、2008年リーマンショックの前にやはり空売り規制が入ってからの、XLF(アメリカの金融関係の会社に幅広く投資しているファンド(ETF)が、その後1カ月でどう動いたかを示しています。

2008年9月18日に空売り規制の発表後、9月19日から10月9日のわずか15日間に47.46%の急落(ていうか暴落)をしています。当局がだいたいこういう発表するときは、なんか大きく根本的な問題があるよとわざわざ発表してるようなもんで、その後により大きくクラッシュするわけだね。

2011年8月10日水曜日

Panic In Italy: FTSE MIB Down 6.2%, Biggest Drop Since May 2010

イタリアの株式指数 FTSE MIB (Milano Italia Borsa、40社の平均)が、現在6.2%急落しています。6.2%といったら日経平均が620円下落といった感じだから恐ろしいです。


New York Dowが今3.4%ぐらい昨日と一転急落中なので、この調子でいくと朝起きたらどうなっているのか。


A Look At How $58 Billion In USD Purchases Buys You 4 Days Of FX Intervention

先週の木曜日(8月4日)に野田財務大臣がドル買い、円売りの介入したと発表してましたが、それで、77.13円からその後80.24円までに急降下しましたね。


もうごらんのとおり、わずか4日間でもとどおり、5000億円規模で行ったらしいので、いくら損してんだ?

1、80.24円-77.13円=3.11円(3.9%下落) 
2、5000億円x3.9%=195億円

おい野田。4日で195億円の損だぞ。どうしてくれるのだ。日本は復興とかやることがたくさんあり、一円も無駄にできないのだ。

介入しても市場にはかなわないのだから、ドル買ってる場合ではない。大事にお金を使え。


100% of Commodities green but...

昨日のDOWは、約4%急反発、商品市場もほとんど上昇しました。


でも、Silver(原子番号:47)だけがごらんのとおり。兄貴分のGold(原子番号:79)はまだまだ上昇中。これだけ金融モンスターに価格操作されているSilverのことがばれてしまうととても恐ろしいことになるでしょう。

日本語ではお金=Goldと書きますが、約世界50カ国の言葉ではお金=Silverと書くそうです。



2011年8月9日火曜日

China CPI Comes Hotter Than Expected At 6.5%: Highest Since June 2008

1. Reuters
2. ZeroHedge
3. NHK

「中国の国家統計局は、9日、7月の消費者物価指数が、前の年の同じ月と比べて6.5%上昇したと、発表しました。このうち、食料品価格の上昇率は14.8%に達しており、中国で食生活に欠かせない豚肉が56.7%、卵も19.7%、それぞれ値上がりし、国民の不満が一層高まっています。」(NHKより)

食糧品価格前年度比14.8%というと、去年の7月には、月10万円の食費ですんだ家庭が今は11万4千800円かかるということだね。少しづつ家計が苦しくなるよね。

こんな状態がつづけば、ロンドンのように中国の都市でも火の手があがるはずだ。


Charting The Historic 5 Day Market Slide

やっぱりきたか。

昨日のDow Jones Industrial Average (INDU, アメリカの株式指標のひとつで大手30社の平均)は、一日で663.78ポイント下落。こんどは歴史上6番目の下落幅を記録しました。


下は、8月2日(火)から8日(月)までの5営業日で12130から、10840に急降下しているチャートです。

2011年8月8日月曜日

Rocket start for gold ahead of black monday

日本時間午前7時からはじまった、New York Gold Spot夜間取引からロケット発進中です。


ついに1700ドル(一オンス)突破。セーフヘブンの米ドルが格下げされたので、こんなときは何がセーフヘブンなんだろうか?

あと数時間でヨーロッパの株式市場が始まります。



This is in London

イギリス・ロンドン郊外の町で、警察の捜査の過程で男性が射殺されたことに抗議していた住民の一部が暴徒化し、パトカーや2階建てバスに火炎びんなどを投げつけて炎上させるなどの騒ぎに発展しました。(NHKより)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110807/t10014751441000.html



2011年8月7日日曜日

Black Monday

Standard&Poors (S&P)のアメリカ国債に対する格付けが歴史上初めてAAAからAA+に格下げされました。

あと数時間でニュージーランドから為替市場がはじまります。現在G7の緊急会議が行われているようですが、はたして世界の動揺を抑えることができるのか?

解説はいつもフォローしているBrotherJohnFさんです。

Prepare for the worst, Hope for the best.


2011年8月6日土曜日

Before and After on Aug 6th, 1945 in Hiroshima

昭和20年8月6日(月)午前8時15分広島に原子爆弾が投下されました。

当時の広島市の人口35万人のうち14万人が死亡したと推定されています。

翌日8月7日(火)午後3時30分、大本営陸軍部の報道発表は以下です。
  1. 昨8月6日、廣島市は敵B29少數機の攻撃により相當の被害を生じたり
  2. 敵は右攻撃に新型爆彈を使用せるものの如きも、詳細目下調査中なり 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B

なんか、東電の件と似てるね。当時ほとんどのひとは、まさか原爆なんて落とされないし、戦争に負けるはずがないしと思ってたんだろうな。

今でいうと、まさか日本の財政破たんで国債が暴落するはずないし、郵貯、銀行に出金殺到で預金封鎖するはずがないし、1ドル50円とかなんてありえないし。。。世界同時に金融危機になって紙幣の価値がほとんどなくなるなんて絶対ないしね。

下の写真は原爆投下前と投下後です。

2011年8月5日金曜日

Silver was hit the hardest, again

JP Morgan, HSBC等の金融モンスターに価格操作されてるSilverは、例によって一日の下落率は他の金融商品と比べて最大でした。7.8%。

Goldは各国の中央銀行によって保有されてるので、さすがにあまり価格を上げ下げ操作するとそれこそ戦争になりますが、現在Silverを国庫として保有している国はほとんどなく、市場がかなり小さいので自由自在に操作できるのです。

下のチャートは昨日一日で下落(赤)、上昇(緑)した金融商品の一覧です。一番下がSilver。


Dow falls 512 in steepest decline since '08 crisis

というわけで、DOWが500ポイント以上下がり、これは2008年の金融危機以来の下げ幅です。

歴史上では、9番目の下落だそうです。日経平均は10:14現在351.42円下げてます。

午後からのヨーロッパ市場、今晩のNew Yorkがどうなるか。


2011年8月4日木曜日

Bank of Japan Intervention at 10:00AM JST as usual!!

というわけで、日本時間午前10時ちょうどからおきまりの日銀介入で、一ドル77.71円から一気に78.93円に上昇しました。チャートは15分足です。

いつものことですが、いくら日銀ががんばってもその効果は長持ちしないよ。世界の市場の波にはかなわない。



2011年8月3日水曜日

Korean Central Bank Moves Into GOLD

韓国の中央銀行が、6、7月にかけて国際市場からGOLDを購入したと発表しました。

今まで保有していた分14トンから、25トン追加購入したので合計39トンになりました。

韓国の外貨保有合計額からしてみると、0.7%です。購入した理由は、現在のような不安定な状況で、セーフティーネットとしての資産の確保、韓国への投資に対する安心感を持ってもらうために購入したとのことです。(談:韓国中央銀行総裁)

http://online.wsj.com/article/SB10001424053111903520204576483223952488748.html?mod=googlenews_wsj



2011年8月2日火曜日

Increasing the debt ceiling means US will print more paper dollars!!

米国債務上限の引き上げについては、追加の借金がUS$2.4Trillion(189兆円、一ドル77円で換算)で、その条件は10年かけて、税金を上げることなくUS$2.5Trillion (193兆円)の支出削減をするってことのようです。

http://www.zerohedge.com/news/imminent-25-trillion-debt-ceiling-hike-will-unleash-gold-price-surge-1950-and-higher

借金を返すのに、まずは借金をしてから返しましょうという理屈がいかがなものか。

下の図のタイトルは「借金追加ということはまたまたドル紙幣の追加印刷、なのでGOLDがまた上がりますよ。」ということです。

ちなみに今回の債務上限引き上げは11回目だそうです。(下の赤線が上にあがってるところが引き上げのタイミング)