スイス国立銀行(Swiss National Bank)がユーロとの交換比率が一定になるように目標相場にすると発表しました。
比率は、ユーロ:スイスフラン=1:1.20です。
このためにはSNBは、ユーロでスイスフランが買いたいという投資家にどんな買い手でも額の上限なく1.20の割りあいで交換する約束をするとのことです。
今回は、スイスフランが上昇しているので、無制限に交換に応じるためにはスイスフランを渡せばいいわけです。で、そのスイスフランが足りなくなったら印刷するということ。
スイスフランが上昇するおかげで、スイスの輸出商品が高くなり、輸出企業の業績を悪化させるのを阻止したいという意図はわかるけれども、新たなスイスフラン紙幣を印刷、市場に供給するということは、購買力を薄めるようことにかならずつながる。
これで、ついにスイスフランがセーフヘブンではなくなってしまった。
日経記事(元は英Financial Times)
http://www.nikkei.com/biz/world/article/g=96958A9C9381959FE2E5E2E6908DE2E5E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E7E2E0E0E2E3E2E6E1E0E2
スイス国立銀行ヒルデブランド総裁のスピーチ原文
Swiss National Bank Statement
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