オズの魔法使いは、ライマン・フランク・ボームが1900年5月にアメリカで発行された児童書籍です。
当時としては革新的に凝った構成とカラーの挿絵が入っていたこともあり、初版の1万分が数週間で売り切れ、翌年1月までに10万分くらい売れたそうです。
あらすじは割愛しますが、終わりのところで、主人公のドロシーが願いをかなえてもらうために、魔女のグリンダのところに行きました。
グリンダ:「ドロシーよ、私になにをしてほしいの?」
ドロシー:「わたしは、エムおばさんが待っているカンザスのおうちに帰りたいのです。」
グリンダ:「それでは、それをかなえてあげましょう。それでは、かわりにあなたが持っているその金の帽子をもらえますか?」
ドロシー:「よろこんで。」
---中略:グリンダはその金の帽子を使って、翼の付いたサルに命令をすることができるのですが、かかし、ブリキの人形、ライオンの願いをかなえてあげました。
ドロシー:「わたしの帽子が3人の役にたってとてもよかった。わたしもおうちに帰りたい。」
グリンダ:「あなたが履いているその銀の靴は、かかとを3回蹴って願いを言うとどこにでも連れて行ってくれるのよ。」
グリンダ:「もし、あなたがその”銀の靴のもつ力”に気付いていたならば、不思議なオズの国に迷いこんできた初日にでも帰ることができたのよ。」
---もういちど原文で。
"The Silver Shoes," said the Good Witch, "have wonderful powers.
"Your Silver Shoes will carry you over the desert," replied Glinda. "If you had known their power you could have gone back to your Aunt Em the very first day you came to this country."
下の挿絵は、オリジナルの本からです。
http://www.bygosh.com/wizardofoz/oz23.htm
0 件のコメント:
コメントを投稿