お正月にいなかに帰ったときにじぃちゃんの形見の一部をもらって帰りました。
昭和14年(1939年)発行の「支那事変特別国庫債券」です。
第一: この債権の元金は昭和31年8月1日にこれを償還する。
第二: この債権の利率は3分5厘とする。
第三: この債権の利息は毎年8月1日にこれをもって各期日以前一カ年間に蓄えるものを支払う。
以下省略
まぁようするに額面10円のもので1年ごとに毎年8月1日に3,5%分の利子がもらえ、15年後の昭和31年に満期になる国債なわけです。
よく見ると昭和15年から昭和20年の8月1日まで毎年もらえた利子のクーポン分は切り取ってあります。じぃちゃんは戦争にいってたからばぁちゃんが切り取って利息をもらったんだろうね。
1939年から2011年までの物価上昇率は約5000倍になってます。そもそもこの債権は戦後無効になったし、もし有効だったとしても紙屑だ。
ところで今日、復興国債を1万円分買いました。写真の下側がその安住財務大臣の感謝状です。利息は0.17%。だからぼくの場合は年間17円かぁ。
これだけでも復興に役立てればいいんだけど。安住大臣によれば「・・その全額を東日本大震災からの復興のために実施する施策に大切につかわさせていただきます。」とあるけど、ほんとに「大切」に使ってくれるのかな?
じぃちゃん、この元本は帰ってくるかな?
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