2011年6月30日木曜日

Where is our gold? (Bank of Japan)

直近のGold Standardは1945年から1971年の間だったわけですが、(US$35=1オンス約30g)、人類は約5000年前にGoldを見つけてからお金として扱ってきました。

ていうか、お金=Goldて書くしね。ちなみに銀(Silver)は世界50カ国の言葉でお金を意味するそうです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Silver

世界の中央銀行はGoldを保有していますが、以前日本の保有分について先日日銀にメールで聞いてみました。
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差出人:"prdmail@boj.or.jp" <prdmail@boj.or.jp>
日付: 2011年4月26日 10:10:15AM
宛先: ----------------------------------------
件名:[BOJ]Re: 日銀保有の金(gold)
メールを拝見しました。

>日銀保有の金(gold)はどのくらいあるのでしょうか?

本行ホームページに掲載している「営業毎旬報告」でご確認頂けます。
資産の部の「金地金」をご覧ください。

営業毎旬報告
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/index.htm

>またそれはどこに保管されているのでしょうか?

保管場所については公表しておりません。

情報サービス局一般照会
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上のリンクによると、約4400億円分のGoldがあるらしいのですが、それって何トン分なの?なんで内緒なの?

これからさらに調査を進めます。この映像は三菱東京UFJ貨幣資料館のものです。

155:138, Austerity Plan somehow passed

とりあえず先ほどギリシャ国会の投票で、賛成155、反対138で超緊縮財政案(3年)の可決されました。あしたは、国有資産売却法案の採決がとられるようです。

ギリシャの国会では、党の方針に従わない投票をすることはほとんどないそうです。即刻離党。なので、今回は無記名での投票が提案されたようですが、実現できませんでした。

アテネの街に炎があがる。


2011年6月29日水曜日

Cash or Gold? Gold as Real Money

1971年の8月15日にニクソン大統領が35ドル=1オンスゴールド(約30g)の交換を停止しました。

そのあと、なんの資産の裏打ちのない紙幣が全世界の中央銀行により印刷され続けています。

全世界がペーパーマネーになっているのは今回が人類史上はじめてです。有事の時には、米ドル、ドイツマルク、スイスフランと言われていましたが、今回の有事には何がみんなを守ってくれるだろうか?



Live from Syntagma Square, Greece

今週はとにかくギリシャです。

Syntagma Square(国会前)のデモの様子です。(ライブ。下のリンク。カメラ3台)
http://www.zerohedge.com/article/streaming-video-syntagma-square-first-day-greek-general-strike

ギリシャの友よ、いろいろあるけれども自らの将来のために立ち上がるのだ。

2011年6月28日火曜日

This week in Greece

今週月曜日からギリシャ国会で超緊縮財政案の審議、水曜日(29日)に可決が行われる予定です。

財政破綻まじかのギリシャはすでに2年ものの国債の利息が28%付きます。て、いうか誰も怖くて買えない。ちなみに同じユーロ建てのドイツは1.5%。

http://globaleconomicanalysis.blogspot.com/2011/06/2-year-greek-bond-yield-hits-2815.html

先週の改造内閣信任投票(155:賛成、143:反対)でなんとかG-Pap首相の首がつながりましたが、これからIMF, EUに追加融資のお願いをするわけです。

でもIMF, EUが追加融資する条件は、超緊縮財政の予算案の承認、関連法案の可決することです。そうじゃないと融資してもらえない。ようするに増税、社会保障削減、国有資産の投げ売りです。

でも、追加12Billion Euro(1.5兆円)を今から借りても、負債を返せるのは50-100年くらいかかります。そしたらほんとに借金奴隷になる。しかも、今からの投げ売りで橋、高速道路、港、水道公社などの国有資産が外国の手に渡ります。

それなら、まだ資産が少しあるうち、元気なうちに一からやり直すほうがいい。ユーロから脱退して、ドラクマ通貨にもどったほうがいい。ディフォルトして、借金ちゃらにしてもらうとしばらくは外国のものは高くて輸入できなくなるけど、厳しいけど、先延ばしにすればするほど立ち直るのがより難しくなる。

今週ギリシャの将来が決まります。
http://www.zerohedge.com/article/what-if-greece-says-no




2011年6月26日日曜日

Tyranny (1) -Woman arrested for filming in her yard

これは5月12日New York郊外の住宅街でのできごとです。

自宅の前で起こっていた交通違反で連行されている様子を、敷地内からビデオを回していただけなのに、警察に逮捕されてしまったのです。

たんなる一警官がおこした事件ではなく、アメリカの体質というか方向がこんな感じで突っ走っています。

2011年6月25日土曜日

CPI up by 20% in Vietnam

ベトナムの6月の消費者物価指数が、前年同月比20%を超えたそうです。

http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304569504576404831903290842.html
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE0E6E2E1908DE0E6E2E4E0E2E3E39494E0E2E2E2

需要と供給のバランスもあるけど、勉強してきたようにベトナムの通貨の購買力が下がっているんだと思います。ベトナムの中央銀行はドンドン印刷してるのかな?

でも20%も物価があがると庶民の生活はかなり苦しくなるはず。ギリシャ、スペインのようにデモ、暴動がおこる気がします。

Desparation (1) -Release of Strategic Oil Reserve-

石油の消費国でつくる国際エネルギー機関(IEA)は、加盟国28カ国が有事の時のために備蓄している石油を一日あたり20万バレル、一か月間市場に協調して放出するそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110624/t10013730781000.html

たしかに中東の混乱とかもあるけど、有事の時のための備蓄でしょう?前回は2005年にアメリカにハリケーンカトリナが来て、石油設備を壊してしまったときだそうです。今回は外的要因はないとおもうけど。

ということは今有事なんだね。(やっぱり)


2011年6月23日木曜日

Zimbabwe Currency

ジンバブエ共和国はアフリカの内陸にあります。

かつては、植民地ではありましたが、農業、鉱業、工業のバランスのとれた経済だったそうですが、2003年から2009年までに歴史上2番目のハイパーインフレーションを起こしています。(一番は1946年のハンガリー)

2009年には15時間ごとにものの値段が二倍、もうゼロが何個ついてるかわかりません。これは、ムバラク大統領独裁政権下で紙幣の大量印刷をしたからです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Zimbabwe

どこかの国も大量印刷を続けています。(紙幣の大量印刷=別名:金融緩和。日銀は震災後に40兆円の紙幣を印刷。ちなみに日本の年間予算は92兆円です。)
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2011/k110314a.pdf

Jim Rogers on CNN about Greece

ギリシャの金融危機についてですが、ようやくメインストリームメディアも大きくとりあげるようになってきました。

Jim Rogers師匠は現在家族とともにシンガポール在住です。

昨日の内閣信任投票では、155:143でなんとかしのいだようですが、問題は来週火曜日に緊縮財政案がギリシャ国会で可決がされるかどうかです。

その後、EUが承認してからではないと、IMFからの12 Billion Euro(約1、4兆円)のつなぎ融資がうけられないようです。
http://www.zerohedge.com/article/g-pap-survives-another-day-here-are-next-steps-socgens-take

わかりやすく言うと、やくざに薬づけにされた女(ギリシャ)が、今薬を断ち、苦しいけど更生をはじめるのか、とりあえずもうすこし薬をもらって、もうすこし先延ばしにするのかという決断です。

正直どちらも非常に厳しいです。でも、より早く立ち直るには早く清算していちからやりなおしたほうがいい。

ギリシャという小国の問題のようですが、これはユーロの信認、ひいてはペーパーマネー全体の信認につながるのです。

2011年6月21日火曜日

Currency vs Money

Mike Maloneyさんは、Robert Kiyosakiさんのチームメンバーですが、通貨の歴史の専門家です。

Currency = 通貨(日本の場合は日本銀行券)
Money = お金(Gold and Silver。ちなみに銀行=Silver House)

人類がお金(Gold/Silver)を見つけてから約5000年になりますが、お金の条件は以下です。

1. ものの交換の手段であること。(Medium of Exchange)
2. 計算上の単価であること。(Unit of Account)
3. ポータブルであること。(Portable)--->不動産では無理ですね。
4. 耐久性があること。(Durable)--->魚でぶつぶつ交換は無理ですね。
5. 分割可能であること。(Divisible)--->Silver/Goldは溶かせば分割できるけど、ほかのものでは?
6. 代換可能であること。(Fungible)--->小豆(あずき)で交換してもほかのと種類がちがう?
7. それそのものに価値があること。(Store of Value)--->日本銀行券では??????

歴史的には20ー70年単位で、通貨のしくみは変わっています。前回は1971年(ニクソンショック)、その前は1945年(第二次世界大戦終了)。現在1971年から40年経てますね。


2011年6月20日月曜日

Protesting in Madrid, Spain

スペインのマドリッドでもデモが起きています。

緊縮財政で経済が停滞して、失業率も20%超えてるらしいです。
http://www.npr.org/2011/05/26/136683688/youth-protests-sweep-spain-as-unemployment-soars

若者の失業率は45%とか言ってます。日本がこんな状況になれば怖くて渋谷とか歩けないですね。

2011年6月19日日曜日

X Day Project

日本でも金融システム崩壊の危機感をもってる人を探してみたら、X Day Projectというのがありました。

宮沢洋一参議院議員(自民党、広島第7区)が座長となっているこのプロジェクトは:-

”X-dayプロジェクトとは「国債が暴落し、日本経済が大混乱を引き起こした時、政府・日銀は何をすべきか?」について戦略を練るリスク管理プロジェクトです。”
http://www.miyazawa-yoichi.com/vision/mission_02.html

だそうです。6月1日に報告書を発表しています。

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-047.pdf

まぁ、相変わらず日本はのんきですな。ぼくは、資産をsilver/goldに換えるほか、日常生活用品、食糧の備蓄もはじめました。

今日は昨日テレビでみて、料理研究家とかもほめていた冷凍食品も試しに買ってみました。199円。安いね。ほんとにおいしかったら、すごいな。

http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/products/product.php?c=679

History will repeat

ギリシャの様子がかなり激しくなってきました。6月15日の様子。

http://www.youtube.com/user/RussiaToday#p/u/28/whH8xpTOidk

歴史は繰り返してきました。

1、新政権の樹立(正直なお金silver/gold採用)
2、財政赤字、赤字債権の発行
3、マネーサプライの増加。(純度の低下、ペーパーマネーの発行)
4、物価上昇、暴動
5、戦争
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現在、4,5の状況ですね。場所によっては5の国もあります。